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— 1941 Atlantic Charter(大西洋憲章) —

  • イギリス 1941年 大西洋憲章 記念ゴールド(2枚)&シルバー(2枚)メダルセット




    概要

    大西洋憲章(たいせいようけんしょう、英語: Atlantic Charter)は、1941年8月14日に発表された、 第二次世界大戦終了後のアメリカ合衆国とイギリスの目標を示した声明である。 戦後に起きた大英帝国の解体、NATOの結成、関税と貿易に関する一般協定(GATT)の制定などは、 全て大西洋憲章から派生したものである。

    アメリカのフランクリン・ルーズベルト大統領とイギリスのウィンストン・チャーチル首相は、 1941年にカナダ・ニューファンドランド州プラセンティア湾で開催された大西洋会談で、 後に大西洋憲章としてまとめられる内容を協議した。

    会談終了後の1941年8月14日、湾内のアメリカの海軍基地、アルゼンチア海軍基地で共同宣言を行った。 この基地は、ドイツのUボートに対抗するために余剰の駆逐艦50隻をアメリカからイギリスに貸与するという取り決めの一環として、 イギリスから借り受けたものだったが、 アメリカが第二次世界大戦に参戦するのは、その4か月後の真珠湾攻撃からだった。

    大西洋憲章のアイデアの多くは、 国際的な安全保障のために英米の協力を求める英米国際主義のイデオロギーに由来するものである。 ルーズベルトはイギリスを具体的な戦争目的に結びつけようとし、 チャーチルはアメリカを戦争に結びつけようと必死になっていたことが、 大西洋憲章を策定する会議の動機となった。 当時は、この憲章の原則に基づく戦後の国際組織において、 イギリスとアメリカが同等の役割を果たすことが想定されていた。

    チャーチルとルーズベルトは、第二次世界大戦中に1939年以降で11回の会談を行った。 この会談は秘密裏に行われたもので、ルーズベルトは10日間の休暇と称して会談に参加していた。 1941年8月9日、チャーチルを乗せたイギリスの戦艦「プリンス・オブ・ウェールズ」がプラセンティア湾に入港し、 ルーズベルトとそのスタッフは重巡洋艦「オーガスタ」で出迎えた。 対面した両者はしばらく沈黙していたが、 チャーチルが"At long last, Mr. President."(やっとのことで、大統領殿)と言い、 ルーズベルトは"Glad to have you aboard, Mr. Churchill."(乗艦いただきありがとうございます、チャーチルさん)と答えた。

    その後チャーチルは、国王ジョージ6世からの書簡をルーズベルトに渡し、 公式声明を発表したが、同席していた映画の音響スタッフが2度試みたものの録音に失敗した。

    憲章の内容

    大西洋憲章では、アメリカがこの戦争においてイギリスを支持することを明確にしていた。 双方ともに、戦後の平和な世界に向けての相互の原則と希望、 そしてドイツが敗北した後に従うことに合意した政策について、 その統一性を示したかった。 大西洋憲章の基本的な目的は、戦後の平和に焦点を当てることであり、 アメリカの具体的な関与や戦争戦略に焦点を当てたものではなかったが、 アメリカの戦争への関与の可能性はますます高まっていった。

    この憲章には、次の8つの主要条項があった。

    1.アメリカとイギリスは領土拡大を求めないこと
    2.領土の変更は、関係国の国民の意思に反して領土を変更しないこと
    3.全ての人民が民族自決の権利を有すること
    4.貿易障壁を引き下げること
    5.全ての人によりよい経済・社会状況を確保するために世界的に協力すること
    6.恐怖と欠乏からの自由の必要性
    7.海洋の自由の必要性
    8.侵略国の軍縮と戦後の共同軍縮を行うこと

    第3条では、全ての国民が自分たちの政府の形態を決定する権利を持っていることを明確に述べているが、 自由と平和を実現するために社会的・経済的にどのような変化が必要なのかは述べることができなかった。 また、この条項の解釈については、両者で意見の相違があった(#民族自決についての意見の相違を参照)

    第4条の国際貿易に関しては、「勝者も敗者も」「平等な条件で」市場アクセスを与えられることを意識的に強調している。 これは、パリ経済協定に代表されるような、 第一次世界大戦後にヨーロッパ内で確立された懲罰的な貿易関係を否定するものであった。

    戦後に必要となる国家的・社会的・経済的条件については、 その重要性にもかかわらず、2つの条項のみが明示的に述べられている 。

    ゴールド&シルバーセット詳細

    このセットに含まれるものは

    1.ウィストン・チャーチル英首相のゴールドメダル(124.69グラム)
    2.フランクリン・ルーズベルト米大統領のゴールドメダル(124.69グラム)
    *ゴールドメダルは純金:0.9167でそれぞれ4トロイオンス

    3.ウィストン・チャーチル英首相のシルバーメダル
    4.フランクリン・ルーズベルト米大統領のシルバーメダル
    *シルバーメダルは2.75トロイオンスの純銀製

    5.オリジナルケース

    価格と写真

    当面はサイト未掲載
    チャーチルとルーズベルトが戦後の世界をどうするかについてまとめた憲章。
    それを記念して150セットのみ発行された記念メダル。
    歴史的な価値や意味を考えるとプライスレス

    この記念メダルは憲章25周年を記念して1966年に発行されたものだと考えられます。
    通常は 1941-Datedなどと記載されるべきですが、1941となっております。
    また発行はイギリスロンドンですが、スラブにはNetherlandと書かれております。
    いろんなことからも非常に面白くレアなセットなのは間違いありません。
    このセットが市場に出てきた記録は探した限りありません。

    現在の想定販売価格: 320万円