もはや見つけることすら困難なスイスモダン金貨の逸品。嘆きのライオン。NGC PF69UCの素晴らしい一枚です。このコインの最大の特徴は表も裏も素晴らしいデザインでしょう。
希望価格 | 売り切れ |
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発行年 | 1988 年 |
発行国 | スイス |
製造元 | スイス |
発行数 | 不明 |
品位 | 0.9999 % |
重量 | 31.1 g |
直径 | 0 mm |
厚さ | - mm |
タグ | その他の国
NGC
100万円〜999万円 |
スイス ヘルヴェティア 嘆きのライオンとは
表面
ヘルヴェティアの肖像
ヘルヴェティアは、スイスの国の象徴の女神です。
剣とスイスの国旗が描かれた盾を持ちます。
裏面
ルツェルンの嘆きのライオン
嘆きのライオンについて
スイス兵の果敢な英雄的行為を伝え聞いたデンマークの彫刻家トルバルセンによって彫られた鎮魂モニュメント。
作家のマーク・トゥウェインは「この世で最も悲惨で心を打たれる岩塊」 と記し、碑文には 「ヘルヴェティア人(スイス人のローマ名)の信仰と美徳に寄せて」と彫られている。
スイスは長年傭兵(兵士を輸出する)ビジネスが盛んだった。
フランスやヴァチカンに派遣され任務についていた。
1792年8月10日、チュイルリー宮殿に民衆が殺到し、
ルイ16世や妻マリー・アントワネットを包囲する。
防衛にあたる786名のスイス傭兵隊が彼らを守る。
ルイ16世が最後まで攻撃命令をためらったため、
傭兵約600名が虐殺される。
残りも次々と処刑された。
スイス傭兵は最後まで契約を守り、
逃げ出さずに任務を遂行した。
民衆に罵倒されても盾や剣を一切動かさず、
無抵抗のまま殺された彼ら。
命をかけて任務を遂行した彼らにヨーロッパ最強と謳われた
スイス傭兵の誇りと彼らが守ったスイス傭兵のブランドを強く感じる。
傷つき胴体に折れた槍が刺さったライオン。
ライオンの悲痛な表情を見ているだけで涙が出る。
背中に折れた矢が刺さったライオンはスイス人傭兵を表している。
ライオンがかばっている盾はルイ16世とその家族を表している。
発行されたのは1988年と比較的新しい金貨だが、
嘆きのライオンに込められた歴史を理解してみると、
アンティークコインを持っている気持ちになる。
このような気持ちになれる金貨がどれだけ存在するだろうか。
このコインには将来性の他にも歴史の重みがある。
嘆きのライオンの悲痛さを感じて欲しい。
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